企業の技術と仕事や人を結びつける - 開発会社や受託開発企業・パートナー企業を探すエンジニア・企業・フリーランスの検索サイト

スマホに入れておくべきセキュリティ対策ソフト7選

スマホに入れておくべきセキュリティ対策ソフト7選

スマートフォンの普及

iPhoneやAndroidを始めとするモバイル端末の普及が進む日本。総務省の集計によると、実に8割近くの人がスマートフォンを保持しており、1人あたりの保有台数は1台を超えています。
2019年の出荷台数は3,125万台にも上り、今や間違いなくパソコンよりも普及が進んでいます。普及が進むにつれ、サイバー犯罪に手を染める人たちも増えてくるのが世の常というもの。スマートフォンを標的にして金銭や情報を取得しようとするハッカーたちが目を光らせています。



スマートフォンを狙うサイバー攻撃

「サイバー攻撃」と聞くとみなさんはなにをイメージしますか?映画やドラマにでてくるハッカーが、FBIや政府機関のコンピュータシステムに侵入して機密情報を華麗に盗み出す様子はとてもスマートに見えますが、ハッカーが狙っているのはなにも高等機関のみではありません。「私には関係ない」と思っているそこのあなたも、実はハッカーに狙われているかもしれないんです。
一般の人たちが利用しているスマートフォンから、氏名や住所、クレジットカード情報やログイン情報などの個人情報を盗み出し、ITの世界の裏社会「ダークネット」で売買するビジネスが存在するのをご存知でしょうか?
もちろん、全員が該当するわけではありませんが、備えあれば憂いなし。しっかりと対策するに越したことはありませんね。



多様化する手口

スマートフォンを利用する人のITリテラシは非常に幅広く、それぞれに合わせて攻撃手法も多岐にわたります。主な方法として用いられるのがメールとWeb。普段何気なく使っている機能ですが、実は狙い所がたくさんあるんです。
普段見かけない送信者からメールが来たことはありませんか?URLをクリックしたら、見覚えがあるけどどこか違うようなログインページに接続されたことはありませんか?
もしかしたらそれらは、サイバー攻撃を受けている最中かもしれません。今回の記事では細かい手口については言及しませんが、もし気になった方は調べてみてください。そのバリエーションの多さと巧妙さに驚くことでしょう。対策にあたって有効なのは、どんな攻撃手法があるのかを知ることと、対策ソフトを導入すること。これから7つのソフトを紹介しますので、どのソフトがいいのか検討する際の参考にしてください。



スマホ向けのセキュリティソフト7選

Mcafee

mcafee

まず最初に紹介するのは、セキュリティ会社大手のMcAfee社が提供している「リブセーフ」。
AndroidとiPhoneどちらにも対応しています。インストールする端末のパフォーマンスに与える影響が少ないのが特徴で、様々な攻撃への対策が取れる機能が搭載されています。どのソフトがいいのかわからない方はまずリブセーフを利用しておけば間違いはないでしょう。



ウイルスバスターモバイル

ウイルスバスター

こちらもセキュリティ会社大手のトレンドマイクロが提供している「ウイルスバスター」。
この名前はCMや家電量販店でお馴染みですね。第3社機関からも、その高い防御力を評価されており、信頼と安心はお墨付き。筆者の個人的な所感では日本語のサービス品質が最も高いのはトレンドマイクロです。



カスペルスキー セキュリティ

kaspersky

ロシアのセキュリティ会社であるカスペルスキーが提供するモバイル向けセキュリティソフト。
こちらは日本PTAの推奨セキュリティソフトに選ばれています。また、先に紹介したソフトと同じように複数の第3社機関からお墨付きももらっており、安心して利用できるでしょう。



カスペルスキー セーフブラウザ

kaspersky

こちらは包括的な対策ソフトではなく、Webブラウジング用のソフトウェア。Webからの攻撃を防御することに特化しており、安全にWebページへアクセスすることができます。また、子供用の端末にインストールすることでアクセスできるWebサイトを制限することも可能。
無料版もあるので、お試しでいれてみるのもありですね。



ノートンモバイルセキュリティ(iOS版/Android版)

norton

セキュリティ会社ノートンが提供するモバイル向けセキュリティソフトは、特許を取得している独自のスキャン技術でスマホを保護してくれます。
パソコン向けのウイルス対策プラン「ノートン360デラックス」に加入すると無料オプションとしてついてくるので、お持ちのデバイスをまとめて保護したい場合には検討してみてください。



アバスト モバイルセキュリティ

アバスト モバイルセキュリティ

今回紹介するソフトの中で、唯一無制限に無料で使うことができるプランがあります。有料プランに比べて機能に制限はありますが、とりあえずお手軽に対策しておきたい、という方はまずアバストを入れてみてもいいかもしれません。
無料ではあるものの、第3社機関からのお墨付きを得るレベルで保護してくれるので、信頼はおけるでしょう。



F-Secure SAFE

F-Secure SAFE

こちらは北欧フィンランドのセキュリティ会社、F-Secureが提供するモバイル向けソフト。F-Secureは2018年にイギリスのセキュリティ企業を買収するなど、勢いに乗っている企業のうちの1つです。
日本語向けのWebページをみると、直訳感が強く出ており怪しさはありますが、受賞歴があるほど高品質なセキュリティ対策ソフトです。



まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はスマホに向けのセキュリティソフトを7つご紹介しました。各メーカによって検知の種類に得意不得意があるとはいいますが、通常使う分にはどこのメーカを選んでも十分過ぎるほどの対策になると思います。
どのソフトも無料で利用できる期間がありますので、もし迷った場合はそれぞれ試してから有料版を購入してください。
また、どのセキュリティソフトもその殆どは第3社機関に評価され、いずれかの項目で受賞しているのでまず品質に間違いはありません。

それぞれの特徴を更に細かく知りたい方は、各評価期間がまとめて比較した結果を公表していることがあるので、是非調べてみてください。尚、もしもサイバー攻撃を受けたことに気づいたら、各地域の警察にサイバー専用の相談窓口がありますのでまずは連絡してみてください。
また、情報処理推進機構(IPA)でも届け出を受け付けていますので、そちらに相談してみてもよいでしょう。