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VPNサービスを提供している企業7選

VPNサービスを提供している企業7選

VPNとは

普段何気なくスマートフォンやパソコンでしている操作は、その大部分でインターネットを経由する通信が伴っています。多くの方は、家ではWi-Fi、外では4GLTEや5Gの通信網を利用して生活しているケースが多いと思いますが、これらをより安全に使う場合にはVPNを利用します。

VPNとはVirtual Private Networkのことで、日本語では「仮想専用網」と訳されます。 VPNを利用することで、普段使っているWi-Fiや4GLTE、5Gのような公共の通信回線を、仮想的に専用網のように使うことができます。
今回の記事では、VPNサービスを提供している企業を紹介します。企業紹介に入る前に、VPNに関する基本的な情報を説明しますので、VPNに親しみのない方も安心して最後まで読んでください。


VPNの種類

一口にVPNにといっても、実は接続の方法によっていくつかの種類があります。今回の記事で紹介する「VPNサービス」はインターネット回線を利用する、「インターネットVPN」を利用したサービスを指します。
インターネット回線を利用するので、速度や安定性など、品質は利用しているインターネット回線によってばらつきが生まれますが、VPNの種類の中では最も安価にVPNを実現できる方法です。
インターネットVPN以外に分けられる種類として、「IP-VPN」と呼ばれる接続方式があります。こちらは主に企業ネットワークで利用される方式ですので、今回は深く言及しませんが、紹介しているサービスの内部では一部一部利用されている技術もありますので、興味のある方は是非調べてみてくださいね。


VPNの必要性

VPNを利用すると、通信を暗号化しますので、通信が遅くなる場合があります。それではなぜVPNが必要なのでしょうか?VPNを利用することで手に入れることができるメリットはいくつかあります。

・暗号化技術によりセキュリティレベルが向上する

 →通信が外部から盗聴されることを防ぐことができます。また、プライベートを維持することができます。

・海外からでも日本のサービスを利用できる

 →NetflixやHuluなどの動画配信サービスは、海外に行くと使うことができません。VPNで日本のVPNサーバに接続することで、海外にいても日本のサービスを利用することができます。

・外部からでも社内ネットワークにアクセスできる

 →こちらは今回紹介しているサービスを選定することとは直接関係しませんが、企業ネットワークでよく利用されている用途です。特に昨今はコロナ禍により在宅勤務の機会が急激に増えており、VPNを利用して社内に接続する環境の構築が急務になっている企業も存在します。


上記のいずれか、もしくは複数のメリットを得たい場合には本記事で紹介する企業が提供しているVPNサービスを利用してみてください。まずは無料でトライアルできるサービスもありますので、いくつかのサービスを比較してみて気に入ったものを使うのも良いですね。



VPNサービスを提供している企業

NordVPN

nordvpn

VPNサービスといえばまず外せないのがこのNordVPN。世界59カ国に5500台以上のサーバを保持しています。
2年プランで登録すると月額3.71ドル(約400円)と価格も高くありません。頻繁にキャンペーンをしておりこれよりも安い金額で登録することもできます。また、オプション機能も20以上と豊富に準備されています。VPNを初めて使う方や、特にこだわりのない方はまずNordVPNを試してみるとよいでしょう。


ExpressVPN

expressvpn

ExpressVPNも、VPNサービスを提供している企業の中ではメジャーな企業の一つです。こちらは世界94カ国に3000台以上のサーバを保持しています。
1年プランで登録すると月額8.32.ドル(約850円)とNordVPNよりやや高めですが、信頼度はNo.1を掲げており高速なVPNを安定して使うことができると定評があります。


Interlink -セカイVPN

sekaivpn

今回紹介する中で、唯一の日本企業。Interlink社ではVPNサービス「セカイVPN」を提供しています。世界10カ国を接続先として選択することができます。
月額は1100円とこれまでに紹介した2つよりはやや高め。日本のサービスを利用することにこだわりたい方はセカイVPNを利用するとよいでしょう。安心感はありますね。


Surfshark

surfshark

世界63カ国1700台以上のサーバを保持しているSurfshark。Webページにアクセスした際に見られるサメのロゴが印象的です。
Express VPNやNordVPNで制限されているデバイス数が無制限であることと2年プランで申し込んだ場合の月額が2.21ドル(約230円)と非常に低コストであることが特徴。とにかくコストを抑えたい方はSurfsharkを利用してみましょう。


CyberGhost

cyberghostvpn

レビューの満足度が高いことが売りのCyberGhost。世界89カ国6300台以上のサーバを保持しています。
長期プランが3年と長いですが、月額は2.25ドル(約250円)とお安めです。45日間と長めの返金保証期間が設けられていますので、じっくりとお試し体験をすることができます。


VyprVPN

vyprvpn

世界60カ国700台以上と少なめではありますが、2年プランで月額2.5ドル(約270円)とコストも低め。サーバは昨今急激に増えてきています。
日本語に対応していないのが難点ではありますが、ある程度英語を読むことができれば利用することができます。サーバは日本にもありますので、日本のサービスを利用することは可能です。


Hotspot Shield

hotspotshield

今回紹介する中では、唯一無料プランがあるHotspot Shield。接続スピードが限られていたり、アメリカのサーバしか使うことができなかったりと制限が多いのでお勧めはしません。有料プランは1年登録で月額7.99ドル(約800円)からで、最大1Gbpsの接続スピードが売り。
ただし、接続スピードは接続スピードする機器や環境、その時の帯域利用状況によって大きく異なりますのであくまで目安としてお考えください。
世界80カ国3200台以上のサーバを保持しています。こちらも日本語には対応していませんので、英語で読むか自動翻訳を利用してください。



まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はVPNサービスを提供している企業を7社紹介しました。
セキュリティ強化を目的としてVPNを利用している方は、海外から日本のサービスを利用する目的で利用している方に比べて少ないとは思いますが、近年はサイバー攻撃がより巧妙になってきており、いつ誰が狙われてもおかしくない時代ですので、可能な限りプライベートな情報は保護すべきです。特にフリーWi-Fiを使うする場合にはVPNを利用すことを強くお奨めします。