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AI開発に強いシステム開発企業10選

AI開発に強いシステム開発企業10選

AIとは何か

「AI」という概念が初めて登場したのは、1956年夏に米国・ダートマス大学で開催された「ダートマス会議」です。

そこで提示された「Artificial Intelligence」という概念が今日AIと呼ばれるものの出発点となっています。その後、時代によって何度もAIブームがありましたが、都度AIの定義は変遷してきました。

現在では、AIとは「学習・推論・判断といった人間の知能のもつ機能を備えたコンピューターシステム」といった形で定義されることが多くなっています。

2012年に「ディープラーニング」の概念が登場してから、現代のAIの中心は機械学習と深層学習、そしてベイズ統計学を基本にしており、この3つの領域を組み合わせて、様々な種類のAI技術が成立しています。

特に現代のAIに欠かせないのは「ビッグデータ」の概念です。AIにどのような「データ」を与えることができるかは、現代のAI開発において最も重要なポイントになっています。インターネットやスマートフォンの隆盛によって得られた膨大な量の「ビッグデータ」を活用し、それをベースに開発を行い、ビジネスのエネルギーとしていくための「エンジン」に当たるのが現代のAIです。つまりAIとデータの組み合わせが、現代のAI開発においては最も中心に位置する考え方と言えるでしょう。



AIの開発フェーズ

一般的にAIを導入するまでの基本的な流れとして、

・構想フェーズ

・PoCフェーズ

・実装フェーズ

・運用フェーズ

の4段階があります。自社でどのフェーズまでを内製することができ、どこから専門のAI開発会社等の知見を入れていくのかについて見定める必要があります。そのためには自社での目標設定と十分な構想、そしてAI開発各社の特徴や強み、実績を十分に検討する必要があるでしょう。

ここからは、以上のポイントを踏まえて、AI開発に強いシステム開発会社を10社紹介していきます。



(1)エッジテクノロジー株式会社

edge-tech

ディープラーニングの実装や解析を中心にして、人材派遣サービス、人工知能営業支援システム「GeAIne」の提供事業を展開しています。

同社の強みは、規模やテーマ、ジャンルにかかわらず、豊富な実績とノウハウがあることです。2012年よりAI、機械学習、多変量解析など先進技術を利用したサービスを提供し、画像認識によるファッショントレンド予測、人工知能によるテキストの分類自動化など、多くのビッグデータプロジェクトを支援してきた実績を持っています。



(2)Lionbridge Technologies

lionbridge

20年以上に渡ってAIに関する多くのプロジェクト実績を持っています。データ作成・アノテーションサービスの「Lionbridge.ai」を提供しています。ここには、データサイエンティストや言語学者など、100万人のアノテーターが登録されており、大規模なAIプロジェクトを迅速且つ正確に仕上げる基盤となっています。アスリートの映像データを用いたスポーツデータ解析、対話チャットボット向けのコーパス、同時通訳アプリVoiceTra向けの音声データなど、様々な領域で活用されています。



(3)Fabeee株式会社

fabeee

機械学習を駆使したITコンサルティング・開発・解析や、エンジニアのアウトソーシングサービス等も扱っています。AI解析を用いてウェアラブルデバイスから取得される生体データと人材の相関について共同研究も遂行。海外のAI大手企業とアライアンスを組み格安でサービスを提供していることも特徴です。誤変換等の修正を行った後、内容を要約するシステムや機械学習、深層学習の学習モデルを生成する独自のプラットフォーム開発を行っています。



(4)株式会社アイアクト

iact

システムインテグレーションやコンテンツマーケティング、ITコンサルティングなどが事業展開の中心です。特にWatsonを始めとするAIの開発・導入サービスを提供しており、Watsonを活用した社内外FAQや、コールセンターのシステム構築など、多岐に渡る開発実績を持っています。同時に訴求力の高い広告展開を目指す企業向けには、ロボットやデジタルサイネージへのAIの導入も手がけています。ITコンサルティングについても熱心に展開しています。



(5)Preferred Networks社

preferred

深層学習などの最先端の技術を最短で実用化することで、これまで解決が困難であった現実世界の課題解決を目指しています。具体的には深層学習、ロボティクス技術のビジネス活用を目指し、様々な分野でイノベーションの実現を推進しています。ソフトウェアフレームワーク開発から、アルゴリズム、ハードウェアなどを活かした多数のプロジェクトが同時進行しており、対応領域を拡大させています。



(6)Basis Technology

basistech

非構造化テキストの自然言語処理を強みとするAI開発企業。テキストの解析、分散したデータの結合、デジタル証拠の検出のため、実践的なAIソリューションを構築することで、安全でより生産性の高い世界の実現に貢献することを目指しています。世界中で利用されている多言語対応のテキスト解析プラットフォームで、高速で高精度のテキスト解析と識別ができる「ROSETTE」や、SalesforceアプリケーションのKona SearchなどのAIソリューションを提供しています。



(7)澪標アナリティクス

mioana

AIを包含するデータ分析により事業に必要な価値を提供ししています。
ビジネス課題に応じて、データ分析サービスを幅広く提供。顧客データを解析し、AIを用いた売上予測、レコメンドエンジン、自動応答システムなどを導入までサポートします。複雑な分析手法や大量のデータを扱う事よりも、顧客のビジネス課題の解決を最優先にサービスを提供。分析部門の組織作りや分析システムの設計構築の経験や、自身でサービスを運営し、分析結果から事業上の意思決定をした経験を持つメンバーが多く在籍しています。



(8)株式会社ヘッドウォータース

headwaters

AIを用いたアプリケーション開発のほか、ロボットアプリ開発、AIプラットフォームの提供などを行っています。
AI開発事業では、顔認識や動画認識といった画像AI、感情分析や翻訳エンジンなどの文章AI、「Google Home」のような音声アシスタントに代表される音声AIまで幅広い分野に対応しており、多くの開発実績を持っています。開発スピードの速さもポイントの一つで、画像認識や自動運転技術といった特定の作業を遂行する「特化型AI」を、低価格かつスピーディに提供しています。



(9)株式会社HACARUS

hacarus

AIの主流技術となっているディープラーニングは学習のために大量のデータが必要ですが、同社は少量のデータから解釈性の高いスーパーモデリング技術を開発し、AIに活用していることが特徴の1つです。現代のAI事業をけん引している企業のひとつであり、今後の動向が注目されている企業です。自社開発した技術を使い、さまざまな端末での実装を含むアプリケーション開発や、従来の検知システムでは誤認知・過検出が発生しやすいファクトリーオートメーションをカスタムメイドで提供。またAI導入を検討している人のためにAIアカデミーを開設しています。



(10)株式会社アラヤ

araya

ディープラーニングを中心とした自律型のAIアルゴリズム・プロダクトの開発事業を展開しています。特にディープラーニングの小型化演算量削減技術で、「Microsoft Innovation Award 2018」の最優秀賞を受賞しています。高精度の画像認識が可能な「ディープラーニング画像認識」技術や、クラウドなしでリアルタイムにAIを実行する「エッジAI」、またドローンやロボットが自律的に動き高度なタスクを実行できる「自律AI」の技術を持ちます。
様々なジャンルの学者に加え、大手メーカーの出身者も参画して、ユーザーのニーズにより近いAIソリューションを提案しています。