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セキュアなメールサービスを提供している企業7選

セキュアなメールサービスを提供している企業7選

サイバー攻撃に狙われる電子メール

連絡手段の一つとして欠かせない電子メール。LINEやFacebook Messenger、InstagramなどのSNSやメッセンジャーツールが流行した今も、主にビジネスや広告、そして個人間のやりとりでも根強く利用されています。その数は年々増加傾向にあり、世界中で1日あたり300兆通近くのメールが送受信されている、という調査結果もあるほどです。
その数が示すとおり、身近なところで私達の生活をより便利にしている電子メールですが、手軽さゆえにサイバー攻撃の入り口にもなりやすい特徴があります。特にリテラシのない方は、攻撃者にとって格好の標的に過ぎません。1日に送受信される300兆通のうち、約17%にあたる、54兆通近くがスパムメールであるといわれています。スパムメールを装ったトレーニングをすると、騙される割合は平均で15−25%との結果もあります。この数字が、近年のサイバー攻撃がいかに巧妙であるのかを物語っていますね。
今回の記事では、セキュリティ機能の充実したメールサービスを提供している企業を紹介します。



スパムメールの手口

一口にスパムメールといっても様々な手口があります。ウイルスが含まれたファイルを添付してくるものや、ウイルスをダウンロードさせるためのURLが記載されているもの、添付ファイルやURLがなく、正規のサービスを装って個人情報を聞き出そうとするものなど、近年では巧妙な方法が次々と観測されています。一見怪しくないメールに見えても、実は内部に悪意のあるスクリプトが仕込まれていることもありますし、その時見た目には実害はなさそうでも目に見えないところで悪意のあるサーバと通信するためのプログラムが仕込んであることもあります。
こういった被害に合わないためには利用者自身のリテラシ向上も重要ではありますが、そもそも不正なメールがメールボックスに届かないようにしてくれるセキュリティ機能があることでより確率を減らすことができます。



メールサービスの種類

みなさんは普段どのメールサービスを利用していますか?自宅にインターネット回線を導入したときに付属してくるプロバイダのメールサービスや、フリーのサービス、独自に構築するサービスなど様々なメールサービスが存在しています。その用途は多岐多様。ビジネスに利用する場合には独自でドメインを取得して利用することが多いでしょう。個人で利用する場合でも独自ドメインを使うことで、ユニークなアドレスにすることができます。一部のサービスではフリーメールの利用を制限していることもありますね。今回の記事ではそれぞれのメールサービスについて特徴も書いていますので、利用する際の参考にしてください。



セキュアなメールサービスを提供している企業


Google

google

メールサービスとして最もメジャーなものがGoogle社が提供しているGmail。「G Suite」という名前でビジネスでも利用されることも少なくありません。月間のアクティブユーザ数は世界を圧巻する20億人。それだけのユーザが利用するメールからデータを解析できるだけあって、セキュリティ品質も安心できます。Gmailを使いたくない特別な理由がないのであれば、まず選んでおいて間違えないでしょう。



Microsoft

outlook

Googleと並ぶITの巨人、Microsoftが提供しているOutlookメール。エンタープライズ向けにメールサービスを提供するExchangeのイメージが強いですが、個人向けにもMicrosoft 365サービスのオプションとしてメールアドレスを取得することができます。outlook.comのメールドメインは個人的にあまり見かけたことはありませんが、そのセキュリティ機能はエタープライズ向けと同一レベル。信頼に値する品質です。



AOL

mail.aol

アメリカではメジャーなAOLが提供するメールサービスは、日本語でも利用することができます。スパムメールは自動でブロックしてくれる他、手動で条件を指定してブロックすることもできます。AOL社のWebページに手順が公開されていますので参照してみてください。また、アカウントをセキュアにする方法やメール接続をセキュアにする方法も公開しており、セキュリティ品質向上に取り組んでいます。



Yahoo!

mail.yahoo

日本ではGmailに次いでメジャーなフリーメールであるYahooメール。2300万人が利用しており、セキュリティにも力を入れられています。直感的に使いやすいデザインも特徴。Gmailと同様にまずはじめてみるメールサービスの一つとしてもよいかもしれません。



1&1 Mail & Media

mail

mail.comはアメリカの企業である1 & 1 Mail & Media Inc.が運営するメールサービスです。インターフェースは英語なので、他のサービスと比べると利用開始のハードルは高いかも知れませんが、決まった単語しか登場しないので慣れてしまえばなんてことはありません。英語を勉強中の方はチャレンジしてみてもいいでしょう。
多様なドメインが用意されているのに加え、セキュリティも十分です。



Apple

icloud

こちらもITの巨人、Apple社が提供するiCloudメールは、iPhoneユーザではなくてもWeb版からサインアップすることで利用することができます。世界の大企業Appleが運営しているだけあってセキュリティも安心です。Appleアカウントを作成するときに合わせて作ることもできますし、すでにAppleアカウントがあっても追加で作ることもできます。ご自身の状況に合わせて検討してください。



Tutanota

tutanota

「世界で最も安全なメールサービス」を自ら謳っているTutanotaは、英語での提供ですがセキュリティを重視したい方にはおすすめです。アンチスパムだけでなくプライバシーの保護にも力が入っています。多種多様なセキュリティ機能が搭載されており、Webページを参照すると一覧をみることができます。
とにかくセキュアにメールを利用したい方はTutanota一択でしょう。



まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はセキュアなメールサービスを提供している企業を7つ紹介しました。
いくら攻撃手段になることは知っていても、身近な連絡手段であるがゆえについつい油断は生まれやすいものです。
サービスで提供されているセキュリティ機能を利用することで、意識しなくてもいいようにする事ができます。もちろん、100%というわけではありませんが、少しでも不要なメールを減らすことで、必要なメールのみ開封することが用意になります。
必要なメールであることが判別できていれば、そこまでスパムメールを怖がる必要はありません。また、どのような手口が流行しているのか日頃から情報収集することもとても有効です。
現在ご利用のメールサービスに不安がある方は今回紹介したサービスの利用を是非検討してみてください。