Goは比較的新しい言語でありながら、近年採用する企業が増加しており、
Goのスキル・経験があるフリーエンジニアのニーズが高まってきているそうです。
今回はそんな、Goを使ってるサービス5選を紹介したいと思います。
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Goは、Google(グーグル)が2009年にリリースしたサーバーサイドのプログラミング言語プログラミング言語の一つです。
Gopherと呼ばれるホリネズミの青いキャラクターがイメージキャラクターとして使われています。
Googleなどの多くのIT企業で課題になっていたソースコードの複雑さや肥大化を解消するために、Robert GriesemerとRobert C. PikeRobert、Kenneth Lane Thompsonによって生み出されました。
表記については、Goだけだと別の意味に捉えられてしまうこともあるため、「Golang」「Go言語」と表記されることがあります。
・静的型付け言語にも関わらず、シンプルで習得しやすい
・コンパイル・実行速度が早い
・メモリ安全性が高い
・処理速度の速さと並列処理ができるため、インフラに近いところの処理に利用されているケースが多い
・重い処理に対して高スループットの処理が必要なAPI実装にも適している
それでは、実際にGoを採用しているサービスを見ていきましょう
AWA(アワ)は2015年5月に提供が開始された、定額制の音楽ストリーミングサービスです。
取り扱っている曲は5000万曲以上、累計ダウンロード数は1600万を超えていて、2017年にはGoogle PlayのBest of 2017(日本版)でベストアプリを受賞しています。
類似サービスとしてSpotify(スポティファイ)やApple music(アップルミュージック)がありますが、これら海外サービスに比べて日本の楽曲が充実しています。
運営企業は、2014年12月にサイバーエージェントとエイベックス・デジタルの共同出資によって設立されたAWA株式会社です。
Goを採用した理由は、可読性が高く標準パッケージが非常に良いためだそうです。
参考:https://speakerdeck.com/shnkkb/jin-geng-dakedogob
メルカリはCMで認知が広まったメルカリは2013年7月にサービスが開始したフリマアプリです。
ユーザー数はどんどん伸びており、2018年3月には日本で累計7100万ダウンロードを達成しました。
世界展開もしており累計では1億ダウンロードに達しています。
メルカリのサービス自体はPHPで書かれているのですが、最近はマイクロサービスに移行するにあたってGoを中心に採用していっているそうです。
また、QR・バーコード決済サービスであるメルペイでは、Goの普及を目的に社外の方向けに
Gopher道場という体系的にGoを学べる場を無償で提供しています。
Gopher道場の動画や資料はGopher道場 自習室として誰でも利用できるようになっており、現時点で300名以上の方が利用されているそうです。
参考:Come On!! Go Fan!!(前編)~各社のエキスパートが語る、Go言語活用の最前線とは?~
Goを「教育」で伝える。メルペイエンジニア2人のプログラミング言語談義
Pairs(ペアーズ)はFacebookアカウントと連動したiOS、Android、Webブラウザ用の恋活アプリです。
運営企業は株式会社エウレカです。
2012年にサービス開始となってからネットなど口コミで大きな話題となり、マッチングアプリNo.1を今でも独走しています。
現在は日本と台湾、そして韓国に展開していて、ユーザーは全世界に800万人にのぼるそうです。
デーティングサービスはヒトとヒトとをマッチングさせるサービスで更新性が高く、かなり複雑なシステムです。
複雑性の高いサービスに対して、Goのシンプルさがチーム開発やコードの読みやすさ、書きやすさに貢献しているそうです。
2014年末にPHPからGoにフルスクラッチし、決済システムや投稿監視システムはマイクロサービスとしてすべてGoで書かれているようです。
参考:連結リストの実装でGo言語のジェネリクスのドラフトを触ってみる
エウレカ x クラスメソッド 夜の合同勉強会 ~Go言語開発の実際のところ~ in 大阪 を開催しました
Gunosy(グノシー)は2011年10月に当時東京大学大学院に在学していた学生によって開発、リリースされた情報キュレーションサービス・ニュース配信アプリです。
運営企業はサービスと同名の株式会社Gunosyです。
国内で3400万以上のインストール数があります。
独自のアルゴリズムによって、ユーザーが閲覧した記事を解析し、興味を引くような話題を学習し、1日に配信回数は、朝、昼、夕方、夜の最大4回配信されます。
GoとPython、RubyをWEB側で採用しており、メインがGoになります。
2014年始めにGo言語の導入を進め、現在では社内の殆どのプロダクトでGoを利用しているそうです。
参考:GolangNotHttpNight(Gunosy.go#12)
爆速でリリースし続ける「マイクロサービス指向の開発」はどのように生まれたのか
クックパッドは1998年3月に開始された料理レシピの投稿・検索サービスです。
現在の投稿レシピ数は約300万品、日本では月間約5,400万人が利用しているサービスです。
国内のプレミアム会員数は約200万人となっています。
運営企業は、サービス名と同じくクックパッド株式会社で、1997年10月に創業されました。(創業時の名前は有限会社コイン)
現在は、レシピ投稿・検索サービスに加え、生鮮食品のネットスーパーや、レシピを機械が読み取り可能な形式にして、キッチン家電に提供しレシピ内容に合わせて自動で制御されるようなサービス開発などを進めているそうです。
Rubyで有名なクックパッドですが、最近ではGoも採用しているようです。
参考:Rubyが魅力的でないとうちのビジネスが困る――クックパッドが取り組むRubyへの貢献とエンジニア育成
いかがだったでしょうか
Goは、パフォーマンスの高さや可読性の高さが注目され、
Webサーバー・アプリケーションやアプリケーションソフトウェア、Paasで利用されるシーンが増えてきています。
近年Goを採用する企業も増加し、Goのスキル・経験があるエンジニアのニーズが高まってきています。
業界としては、WEBサービス、スマホアプリ、ゲーム業界・分野に採用されることが多く、注目されている言語です。
比較的新しい言語で経験者も少ないことから、Goができるエンジニアはニーズが高く報酬も高くなる傾向があるそうです。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。