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VR技術でトップを走る企業10選

VR技術でトップを走る企業10選

VRとは

VRは「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略です。日本語では「仮想現実」と呼ばれることが多く、人工的に作られた仮想空間を、あたかも現実のように体感させる技術を指します。人間の五感を刺激することで、まるで現実に起きている出来事であるかのような「没入感」が体験できます。

一般的にVRは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使用して視聴する仮想現実をイメージする方が多いでしょう。専用のゴーグルやヘッドホンを付けてVRのために作られた映像を見ることで、360度の3D空間を体験することが可能です。 エンターティメントでは、日常ありえない世界を迫真のリアリティで体験できたり、またビジネスの分野では、実際にはすぐにアクションできないものを体験するためのシミュレーションとして使ったり、生産や医療などでは教育のための体験ができることがVRの大きな魅力であり注目を集めています。

Francisco--Grand View Research, Inc.,のレポートによると、世界のVR(仮想現実)市場の規模は、2027年に621億ドルに達する見込であると予想されています。急速な技術の進歩によって、VRの発達はまさに加速しようとしています。


Virtual Reality Market Size Worth $62.1 Billion By 2027 | CAGR: 21.6%(2021年7月10日)



ARとは

VRと良く似た概念でAR「Augmented Reality」というものがあります。ARは一般的に「拡張現実」と訳され、実在するリアルの風景に対して、バーチャルの視覚情報を重ねて表示することによって、現実を「仮想的に拡張」します。特に最近はスマホ向けサービスで比較的容易に実現できるようになってきたこともあり、日常的に利便性を高めたり手軽に使える技術として注目を浴びています。


ここでは特にVR技術やVRコンテンツの開発に関してトップを走っていると思われる国内企業10社について紹介します。



(1)株式会社x garden

x-garden

VR/ARに関する市場調査や事業コンサルの傍ら「デジタルツイン」と呼ばれる「現実空間コピーをVR空間として生成する技術」やVRコンテンツ(仮想空間内のキャラクターやコンテンツ、アニメーションなど)の制作まで幅広く対応しています。

空間クリエーションとしては、大手自動車会社のVR新規事業支援、大手観光会社のXR新規事業支援など国内の大手企業を対象としたコンサルティング・開発実績を多く持っています。

年11月より、渋谷駅近くにAR/VRクリエイターのための無償の創作スペースXR-Hub Cafe(β版)をオープンさせています。



(2)株式会社ハコスコ

hacosco

ユニークなダンボール製VRゴーグル「ハコスコ」を提供しているVR企業です。「ハコスコ」は何と言っても低コストで手軽にVRを体験できることが特徴で、ビジネス向けにも利用されスマホ型VRゴーグルの代名詞にもなっています。同時に専用アプリ、VRコンテンツからなる「スマホVRサービス」を提供。最近ではVRデバイスの開発だけではなく、VRソリューションとして360度コンテンツの制作から配信まで手掛けています。

また人気360度カメラである「Insta360シリーズ」の日本における正規代理店です。



(3)株式会社ソリッドレイ研究所

solidray

年に最初のVRシステムを納品した実績を持っている老舗のVR開発企業です。ビジネス向けの事例だけでなく、教育機関などの公的機関に対して実績が多いことが特徴です。自社製品開発にも注力、3D/VR空間構築・体験ツール「オメガスペース」や、3DCGを目の前に実寸大で表現するVRシステム「デュオサイト」などのVRシステムを提供しています。

VR技術を活用した水槽の他、最近では大手ゼネコンに納入した、津波の浸水解析結果を短時間で3D映像に自動変換し、浸水状況などを可視化するツール「T-Tsunami Viewer」などがあります。



(4)株式会社カヤック

kayac

「面白法人カヤック」の名称で知られている企業。AR・VRなどの新しい技術や話題になっているテクノロジーをいち早く取り入れ、テクノロジーにアイデアを組み合わせることで、これまでにない体験を生み出しています。

「未来の面接」体験をめざした『VR面接』。

あたかも現場にいるような感覚で遠隔地をVR上で確認できる「ホロジオラマ」、AR技術と位置情報を組み合わせて位置や作業の進捗状況をリアルタイムに表示できる「ランドレポート」など、未来の現場の実現を目指す、コンセプトモデルの企画制作を行っています。

最近の作品ではm小学館の月刊漫画雑誌「ゲッサン(月刊少年サンデー)」にて連載中の、青春コメディー漫画『からかい上手の高木さん』をVRアニメにした「からかい上手の高木さんVR 1&2学期」などがあります。



(5)株式会社360Channel

corp.360ch

VR開発に強いコロプラグループのシステム開発会社です。360度VR動画の撮影・編集、配信、VRシステムや独自アプリケーションの開発を行っています。

総合VRプロデュース事業である「VR PARTNERS」で、VRを活用した会議システムや、商品デザインレビューツール、VR空間における効果測定・リサーチシステムの開発などを手がけています。LIVE配信を含め、映画・バラエティ・音楽・スポーツなど、多彩な360度VRコンテンツを楽しめるVR動画配信サービス「360Channel」(サンロクマルチャンネル)を運営しています。



(6)クラスター株式会社

corp.cluster

誰もがバーチャル上で音楽ライブ、カンファレンスなどのイベントを開催できるVRアプリ、同時に数千人と接続可能なVRプラットフォーム「cluster」を提供しているVtuberブームの立役者的な企業です。

今後VR業界に大きな影響を与えることが予想されます。

「八月二雪×ぼっちぼろまる VR LIVE ~ぼくらの電脳パレード~ in cluster」などのVRイベントも開催しています。



(7)株式会社ネクストシステム

next-system

Oculus RiftやHTC VIVEなどのHMD(Head Mounted Display)を使った没入感の高いVRシステムやMS HoloLensのARグラスを使ったMRシステム(Mixed Reality/複合現実)の開発を行っている企業です。

VRシステムやMRシステムで、リアルなシミュレーション体験をユーザーに提供。住宅、自動車、製造ライン、教育、医療などへの様々な応用を可能にしています。スマートフォンを使用したVRコンテンツや、Oculus RiftとKinectを合わせた体感システムなど、エンタメ・シミュレーションなどの分野にも精力的な開発提供を行っています。



(8)InstaVR

instavr

不動産、旅行、教育、オフィス案内、360度動画メディアなどのVRアプリを誰でも素早く簡単に作成し、ウェブ、iOS/Androidアプリ、その他のVRプラットフォームにワンクリックで配信可能なVRアプリ作成ツール「InstaVR」を開発提供しています。

「InstaVR」は世界140カ国、50,000社に採用。ユースケースの一つとしてはコンビニでの社員研修ツールとして直営店で勤務する新入社員を対象に行い、教育時間削減の効果などを実現しています。



(9)株式会社Synamon

synamon

企業向けコラボレーションサービス「NEUTRANS BIZ」を運営しています。

同一のVR空間を複数人で共有し、リアルで行われているあらゆるビジネス活動ができるバーチャル空間上の「場」を提供します。

VR内では、資料や画像、動画を空間に並べながら複数人で議論することが可能。また、全天球の360度映像を活用することで、現地に行かないとわからない現場感や臨場感を共有することもできます。

会議、商談、研修・トレーニング、イベント、セミナー、展示会、ショールームなどの展開が可能。VR技術の発展やVRのビジネス活用についてのコミュニケーションを促進することも狙いとしています。



(10)株式会社Mogura

mogura

AR/VR/アバター(VTuber等)領域に特化したコンサルティング・開発サービス「Mogura NEXT」を展開しています。

VR関連の広告、PR支援のためのメディアを持ち、インフルエンサーの起用やSNSでの拡散などの、新しいマーケットコンサルティングにも強みを持っています。開発、調査、アドバイザリーなど幅広く企業・行政機関を顧客としています。

またVR/AR/アバターを使った建築・製造業・教育など幅広い業種でのアプリケーション、トレーニング・リモートアシスト・シミュレーション・3Dデータ活用などをゼロからサポート。PoCやプロトタイプの開発も行っています。